石垣島お魚通信/2011年

石垣潜水堂が石垣島の海で出会った生物のホットな情報トピックです


ヨコシマエビ科の1種 2011年8月23日(8月24日写真追加)

学名:Pycnocaris chagoae
和名:なし


ヨコシマエビ科のPycnocaris chagoae1属1種のエビです。「インド洋とマリアナ諸島でこれまでに見つかっていますが、日本の沿岸からは公式な記録がありません」とのことです。

白いカノコナマコ(?)についていました。
同じヨコシマエビ科のヨコシマエビよりナマコに対する依存度が高く、余程のことがない限りナマコから離れることはないようです。

Pycnocarischagoae3.jpg

Pycnocarischagoae1.jpg
Pycnocarischagoae0.jpg


アシビロサンゴヤドリガニ 2011年8月13日(8月24日写真追加9月25日訂正)

学名:Pseudocryptochirus viridis (
Hiro, 1938) 
和名:アシビロサンゴヤドリガニ 


このところ沖縄でプチブームなスリバチサンゴにいるカニです。サンゴヤドリガニの仲間なのでしょうか??? その後アシビロサンゴヤドリガニだということが分かりました。

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アカネハゼ 2011年8月10日(8月24日写真追加)

学名:Valenciennea bella Hoese et Larson, 1994
和名:アカネハゼ


ハゼ科/ハゼ亜科/クロイトハゼ属のアカネハゼです。やや深めの砂まじりのガレ斜面にいます。ヤシャハゼ等の他のハゼより警戒心が薄いのか、比較的容易に写真が撮れます。個人的にクロイトハゼ属のなかでは一番好きなハゼです。

個体数はやや少なめですが、夏のシーズンは比較的よく目にします。

akanehaze.jpg
写真提供/フリソデ王子

akanehaze2.jpg
写真提供/フリソデ王子


<<おまけ>>

こちらは同じクロイトハゼ属のササハゼ。アカネハゼより砂地を好むようです。個体数も少なく、加えて警戒心が強いうえに臆病・・・近づいて写真を撮るのは困難を極めます・・・。

082311sasahaze.jpg



オリヅルエビ 2011年4月28日(5月9日写真追加)

学名:Neostylodactylus litoralis
和名:オリヅルエビ


サンゴエビ科/ハネツキエビ属のオリヅルエビです。小笠原ではよく観察(?)されているようですが、沖縄ではかなりレアなエビであることは間違いないでしょう。
写真でも分かるようにブラシ状の胸脚を大きく広げプランクトンを捕食して食べるそうで、その容姿から"折り鶴"と命名されたのかな?と思います。
環境により色彩にかなり変化があるようです。

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写真/フリソデ王子

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ザンジバルボクサーシュリンプ 2011年2月2日

学名:Stenopus zanzibaricus
英名:Yellow boxer shrimp, Zanzibar boxer shrimp
和名:なし


オトヒメエビ属の1種。和名はまだありません。その色の特徴からイエローボクサーシュリンプとよばれることも。個人的には"ザンジバル"という言葉の響きが好きなので、もう一つの英名であるザンジバルボクサーシュリンプとよぶことが多いです。
石垣島周辺ではサンゴガレの下に潜んでいますが、宮古島や久米島等の他のエリアでは、潮通しのいい根の穴やオーバーハングで生息しているのが観察されているようです。

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写真/フリソデ王子



ペガススベニハゼ 2011年1月7日

学名:Trimma annosum
和名:ペガススベニハゼ

パッと見オキナワベニハゼ??と思いますが、オキナワベニハゼとは違い眼の下の4本線がありません。ってそれだけ似ています・・・。名前が気に入っている(2008年に標準和名がつきました)ので最近良く紹介したりします。黒島にいる個体が逃げずに撮りやすいため、下の写真2枚はその黒島の個体です。

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イレズミハゼsp 2011年1月7日

定番になりつつあるイレズミハゼ属の1種。海外ではオレンジコンビクトゴビーとよばれる(完全に一致しているかは?)ことも・・・。 
深い場所にいるので撮影にはそれなりの気合い(!?)が必要。1ネタ勝負と思って割り切りたいところですね。
個体により色合いが若干異なるようです。

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アイバーコーラルゴビー 2010年12月15日
2011年
5月9日写真追加)

12月5日のブログに登場したスケロクウミタケハゼのようなハゼですが、 
どうやらアイバーコーラルゴビーLubulogobius morriguである可能性がでてきました。そうだとしたらもしかしてひょっとして日本初記録かもかもです。 

※一部しおままの写真を勝手に拝借しましたピョン。 

アイバーコーラルゴビーについて 

成熟個体。目の下のアイバー(アイライン)が不鮮明になってきています。
040711eye.jpg

下は若齢個体。目の下のアイラインがまだ鮮明です。
IMGP7436.jpg120510umitakesp.jpg
撮影/しおまま
121910eyebar2.jpg010211eaybar.jpg
撮影/石垣潜水堂

決定的瞬間!捕食シーンに遭遇しました。
041711eayber.jpg



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